【沖縄市八重島】歴史と味がありすぎる『コーヒーハウス響』復帰前のコザの雰囲気がある建物でクラシック音楽のアナログ音も楽しめる!

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基本情報

店舗名
コーヒーハウス響(コーヒーハウスヒビキ)
住所
沖縄県沖縄市八重島2丁目7−48
電話番号
070-8595-4881
営業時間
11時00分~17時00分
定休日
水、木曜日
サイトURL

那覇空港から車で約分。沖縄本島中部、沖縄市八重島にあるコーヒー専門的です。もともとはAサインバーだったところを改装。味があるところは残し、クラシックが聴けるコーヒーハウスとしてオープンしました。噂を聞きつけたオーディオマニアや写真愛好家がやってきて、今でも地元のゆんたく(おしゃべり)の場となっています。

ポイント1: 元「ニューコザ」歓楽街!『コーヒーハウス響』の歴史とそのロケーションは?

『コーヒーハウス響』は、かつてコザと呼ばれた沖縄市の北、八重島というところにあった「ニューコザ歓楽街」の一角にあります。

この歓楽街は終戦直後、アメリカ時代の沖縄に存在した歓楽街でした。

米軍が認定した飲食店当時、「Aサイン」と呼ばれており、いまでもインテリアとして「Aサイン」を掲げている飲食店は沖縄本島全土にあります。

ここ『コーヒーハウス響』の前身のバーが存在したのは、まだ同じ沖縄市でも「中央パークアベニュー通り」が繁華街となる前の1950年代でした。

「ニューコザ」と呼ばれた繁華街には、夜な夜な米兵が訪れ、沖縄復帰直後まで栄華を極めましたが、そのうち廃れていきました。

このような繁華街は沖縄本島には他に、金武や辺野古などにもあったそうです。

2009年のこと、オーナーの洲鎌盛雄(すがまもりお)さんが、復帰前のコザが残る場所で何かできないかと、2009年8月、念願の喫茶店オープン。

特徴をつけようとクラシックが聴けるカフェとしてオープンしたのです。

沖縄市の中でもここ八重島は北部で、沖縄自動車道の沖縄南インターチェンジからは10分くらいの距離にあります。

那覇空港からは沖縄自動車道を経由すると40分くらいしかかかりません。

さらにバスでも琉球バス190番に乗って「嘉間良」下車、徒歩18分で到着することができます。

行きにくいようでも、路線バスで1本で行けるのが嬉しいですね。

ポイント2:『コーヒーハウス響』の店内インテリア紹介!

『コーヒーハウス響』の外観は、ご覧のように、コンクリートの壁で覆われており、看板ひとつありません。

内部には長い木製のカウンターがあり、その中でマスターがコーヒーを入れたり、常連客が談笑したりしています。

目を引くのが巨大なイギリス製の「タンノイ」というスピーカー。

若い頃はかなりオーディオに凝ったんだろうなと思われるマスターは自分で内装やオーディオの改造もこなしたそうです。

なるほど、今のスマホのスピーカーとは違う深い音が返って新鮮です。

アナログ・レコードの音がこんなにも素晴らしかったのか?と昭和の団塊ジュニア世代でも思うのに、平成やZ世代はいったいどのように感じるのでしょうか?

ポイント3: メニューは1種類!『コーヒーハウス響』のメニュー紹介!

『コーヒーハウス響』のメニューは、日替わりのケーキがついたドリンクセットのみだったのですが現在は、ジュースやピザトースト、ホットサンド、タコライスなどの軽食も追加されています。

ドリンクは、地元の老舗ヨシモトコーヒーの「コザブレンド」やオーガニックコーヒー、ザクロラズベリーやレモンスカッシュなどのジュース、それにノンアルコールビールもあります。

ドリンクのお値段は500円~800円。軽食セットのお値段は1000~1400円といったところ。ケーキセットが400円だった創業当時からすると随分値上がりしました。

コーヒーカップは年代物のクラシックなカップに入れて供されます。

コザブレンドが素晴らしいせいもあるのでしょうが、カップでこんなにもコーヒーの味って違うんだと思った次第です。

カウンターでマスターにドリップでコーヒーを入れてもらい、常連客はそれとケーキを楽しみながら「ゆんたく」しています。

観光客が紛れ込んだとしても、違和感なく対等にゆんたくしてくれるのが沖縄のいいところ。

この店では一人でコーヒーをすするのではなく、仲間に入って「ゆんたく」するのが、正しい過ごし方なのかも知れません。