那覇空港から車で約17分。那覇市古波蔵にあるパーラーです。パーラーといっても沖縄そばやぜんざいなど和風のメニューが主です。うちなータイムは採用しておらず、いつでも空いているイメージですが日曜日が定休日です。
ポイント1: 空港から17分!『パーラー輪』のロケーションは?
『パーラー輪』は那覇市の古波蔵というところにある、おそらく地元民しか知らないようなパーラーです。
沖縄でいうパーラーは、洋風のそれではなく、気軽に軽食を食べることができる食堂を指しますが、近年、沖縄でも少なくなってきているようです。
ここ『パーラー輪』は80代後半とおぼしきおばさまがワンオペでがんばっておられるパーラーです。
うちなータイムで突然休んだり、週休4日などという店が多い中、「一度も臨時休業を見たことない」とは地元民の弁。
雨の日も風の日も、日曜日の定休日以外はがんばって店を開けてくださっているようです。
那覇空港からは車で約17分。
車以外の場合は、まず琉球バス120番、26番などで「那覇バスターミナル」まで行き、「のりば8」から沖縄バス18番に乗って「古蔵中学校前」で下車すれば、徒歩4分でお店に到着できます。
全席テラス席の風通しのいい客席。注文ブースのようなところにおばあさまがいて、そこで注文するシステムになっています。
ワンオペ営業ゆえのセルフサービスですが、お値段が安いゆえに致し方ないでしょう。
ポイント2: 三枚肉の味しみがたまらない!『パーラー輪』の沖縄そばメニュー紹介!
『パーラー輪』の看板メニューはなんといっても「沖縄そば」です。
物価高騰の折でも沖縄県内でもかつてはたくさんあった「パーラー」の価格を維持しながら、低価格で沖縄そばを提供しつづけてくれるのは、本当に感謝しかありません。
ここ『パーラー輪』の沖縄そばは太めのちぢれ麺で三枚肉もほどよく煮込まれていて旨味があります。
たっぷりのせてくれている紅生姜とネギも味の重要なアクセントです!
中学校の前にあるので、夕方には部活終わりらしき学生がふらっと立ち寄り、家に変える前に沖縄そばを食べて帰ります。
また1日中、タクシードライバーが立ち寄っては沖縄そばをたべてすぐに立ち去ります。
もう生活の一部となっている感じで、ここは地元の人にとってはなくてはならない場所のようです。
ポイント3:『パーラー輪』沖縄そば以外のメニューは?
『パーラー輪』のメニューは沖縄そばだけではありません。
沖縄ではポピュラーな「ポーク玉子おにぎり」もあります。
それも普通よくみる形状ではなく、恵方巻のようなロールスタイル。これだとより食べやすく、片手でも食べられるので、タクシードライバーにも好まれているようです。
またポーク玉子にはゆし豆腐とごはんがついた定食もあります。
さらにデザートではコイン数枚で食べられるミルクぜんざいやかき氷もあります。
どちらも100~300円程度で食べられるのが嬉しいですが、これ以上値上げされないことを願うばかりです。
共同売店同様、かつては沖縄にたくさんあった「パーラー」ですが、近年は少なくなってきました。
うちなータイムにせず、定休日の日曜日だけを律儀に守り、雨の日も風の日もワンオペで営業を続ける80歳代後半のおばさまには、いつまでも営業を続けていただけるよう、願うばかりです。ぜひ一度、美味しい沖縄そばを食べに足を運んでみてください。