那覇空港から車で約60分。うるま市石川山城にある『Tettoh Coffee』の2号店、テイクアウト専門の『Tettoh Tea Factory』です。うるま市の辺境の地にあり、なおかつ日曜日しか開いていませんが買いに来るお客さんで一杯!それほどまでにお客さんを引き付けるコーヒー店です。
ポイント1:『Tettoh Tea Factory』あの噂のコーヒー店の2号店のロケーションは?
『Tettoh Tea Factory』はうるま市栄野比にある『Tettoh Coffee』のテイクアウト専門の2号店として、2025年1月にオープンいたしました。
『Tettoh Coffee』は鉄塔の麓にあることで名付けられたそうですが、ここ2号店のそばにも鉄塔があるのですね!
それだけに車でしか行きにくい辺境の地だということを表しているようです。
ここ『Tettoh Tea Factory』はテイクアウト専門店として、一度は絶滅してしまった地元の「山城茶」を復活させ、販売しています。
1号店の『Tettoh Coffee』と言えば、世界各地を美味しいコーヒーを探し求めて歩いてきた店主が、エチオピアの鉄鍋でローストするコーヒーと出会い、そこから生まれた哲学にも通じるようなマニアックなコーヒーが大評判の店です。
ここ2号店にはやまぐすく茶の他、スムージーやコーヒーもあり、じっくり研究を重ねて美味しいものを追求していく、その精神は受け継がれています。
ブロック作りの素朴な建物は、やまぐすく茶の茶葉生産を終えて廃屋となっていた茶業従事者の休憩小屋だったそうですが、それを『Tettoh Coffee』がうるま市から借り受け、リノベーションして新たな生命を吹き込みました。
オレンジ色の看板がつくだけで、なんだかおしゃれなパーラーのように見えますね。
那覇空港からは沖縄自動車道を経由して約1時間。
バスの場合は琉球バス117番でまず「石川IC」まで行き、そこから徒歩14分のところにある、うるま市バスのりば「石川出張所」から1番のバスに乗り、「山城公民館前」下車、徒歩22分となります。
乗り換えとバスを降りてからの歩く時間が長いのがネックですが、こちらのルートが一番所要時間が短いルートとなります。
店舗のすぐ近くには「やまぐすく茶」の畑があり、希望であれば見学もできるとのこと。また、水道が通ってない関係から、限りある水を確保するため、トイレはゲストには貸せないとのことですので、注意が必要です。
ポイント2:『Tettoh Tea Factory』のメニュー紹介
『Tettoh Coffee』の2号店である『Tettoh Tea Factory』にはコーヒーもありますが、やまぐすく茶(ホットのみ・650円)とうるま市の野菜と果物のスムージーがあるのが特徴となります。
沖縄唯一の希少価値のあるお茶をこの価格で体験できるのは奇跡とも言われています。雑味がなく、ストレートに体に入ってくる感じ。
ちょうど4月13日からは「ファーストフラッシュ」と名付けられた新茶が出回る時期なので、通常時期にもましてフレッシュでまろやかなやまぐすく茶を体験できるものと思われます。
スムージーはやはりうるま市産のアップルバナナを使っており、濃厚な味がくせになるそう。
こちらも大評判なので、本土や海外に輸出すれば収益は上がるかも知れない。
しかしまずは地域がはぐくんだ銘茶を地域の人達に飲んでいただくことで本当の価値を感じてもらいたいと店主は考えており、収益ばかりに囚われている現代人が忘れがちな何かがこのお茶を通して伝わってくる感じが致します。
ただ美味しいコーヒーやお茶を作るだけではない、精神的に人を動かす力がある店主ですね。
ポイント3:『Tettoh Tea Factory』のスイーツ紹介
『Tettoh Tea Factory』には、数は少ないですが希少なスイーツもあります。
それは、やまぐすく茶を練り込んだちんすこう(350円)と田芋(ターム)のパンです。
沖縄唯一の在来茶であるやまぐすく茶を練り込んだちんすこうは、沖縄でもここでしか買えない一品。あるいみ「黄金(くがに)ちんすこう」よりもレアかも!
また田芋のパンは濃厚なうるま産の田芋をパンに練り込んだもので、香ばしさと濃厚さが魅力です。
やはり希少でレアな「やまぐすく茶」が飲めるとあって、2号店も1号店よりも行きにくそうな場所にありますが、行ってみたいですね!
1号店同様、コーヒーも飲めるのは嬉しいです。ぜひ一度、足を運んでみてください。