沖縄本島・恩納村にある「土と音の旅 チオンの家」は、個性的な建築と、自然との調和をテーマにした滞在型宿泊施設です。一棟貸しで1日1組限定という特別感に加え、ガウディ建築のような幻想的な造形美と、音や香り、光に包まれる“非日常”の時間を提供してくれます。今回はその魅力を、ロケーション、部屋、設備の3つのポイントからご紹介します。
ポイント1:恩納村の高台『チオンの家』のロケーションは?
「土と音の旅 チオンの家」は、その個性的な形状から「日本のガウディー」とも呼ばれています。実はこのヴィラは土のうを家の形に積み上げていく、「アースバッグ工法」という建築方法で建てられています。
日本では珍しい部類ですが、アフリカなどではポピュラーな工法で、変わった形の家を見たことがあるかも知れません。
このホテルがあるのは、沖縄県恩納村冨着。恩納村といえばリゾートホテルが並ぶエリアで知られていますが、チオンの家はその中でも高台の静かな場所に建っており、喧騒から離れて自然を感じながら過ごすことができます。
最寄りのビーチや観光スポットにもアクセスしやすく、那覇空港からは車で約1時間。敷地内には無料の専用駐車場も完備されているので、レンタカー利用でも安心です。夜には満天の星空が見え、昼間には草花に囲まれた庭でゆったりとした時間を楽しめる、理想的なロケーションです。
また、バスの場合は琉球バス120番に乗車し、「タイガービーチ前」下車、徒歩5分です。路線バスでも乗換なしに行けるので、アクセスは楽な部類ですね。
ポイント2:独特のメルヘンな世界観!『チオンの家』の部屋紹介
この宿の最大の魅力は、建築そのもの。アースバッグ建築という、土を詰めた袋を積み重ねて作る手法で構成されており、壁や天井はすべて曲線。ドアやバスタブはまるで「ひょうたん型」のような丸みを帯びた形状で、まるで絵本の中の世界に迷い込んだような気分を味わえます。
部屋はリビングと3つのベッドルーム、バスルーム、トイレ、キッチンで構成されており、約92㎡の広々とした空間。ダブルベッド2台を中心に、最大で6名ほどまで宿泊が可能です。天井が高く、光が柔らかく差し込む室内は、まるでアート作品のような美しさ。ナチュラルカラーを基調とした内装は、視覚的にも心地よい空間となっています。
ポイント3:設備、サービスも個性的!『チオンの家』の設備・サービス
宿泊体験をより豊かにしてくれるのが、館内の充実した設備です。まず注目したいのが、ホームシアターとオーディオ機器が完備されていること。プロジェクターを使ってDVDやBlu‑ray、スマートフォンの映像を投影し、大画面で映画や音楽ライブを楽しむことができます。
キッチンには冷蔵庫、電子レンジ、トースター、コンロ、キッチン用品が用意されており、簡単な料理が可能。さらに中庭では、育てられているハーブや季節の花を自由に摘んで飾ったり、料理に使ったりすることもできます。収穫用のハサミやカゴも備えられており、自然とのふれあいを楽しめるサービスとして好評です。
また、楽器の貸し出しも行っており、沖縄らしい三線などに触れることもできそうです。幻想的なひょうたん型バスタブでは、ゆっくりとお湯に浸かりながら非日常を満喫できます。
このように、外観や内装だけではなく、サービスや設備も個性的な『チオンの家』。恩納村という沖縄の一大観光地にありながら、喧騒からは離れた高台に建っているので、大リゾートホテルでは得られないような落ち着いた雰囲気です。ぜひ一度、足を運んでみてください。