那覇空港から車で約15分。ほぼ地元民しかいない沖縄そば屋が『あじゃず』です。まず緑あふれる外観にびっくり!やさしい味わいのスープや細麺の沖縄そばに舌鼓。今でも昼時以外でも混んでいるので、できれば秘密にしておきたい店です。
ポイント1:『あじゃず』のロケーションは?

那覇市の曙エリア、国道58号線から少し入った住宅街の一角に佇むのが沖縄そば屋『あじゃず』です。
店名を聞いて「ジャズ?」と首をかしげる方も多いかもしれませんが、その由来は「安謝(あじゃ)」という地名と、店主がこよなく愛する「ジャズ」を掛け合わせたもの。店内には心地よいジャズが流れ、食事のひとときに彩りを添えてくれます。
外観は古民家風で、周囲を豊かな緑に囲まれているのが特徴的です。木の温もりを感じる造りと、庭先の植物が織りなす景観は、街中にいることを忘れてしまうような落ち着きを与えてくれます。
観光客はもちろん、地元の人々も自然と足を運びたくなる雰囲気が漂っており、まさに隠れ家的な存在といえるでしょう。
入店するとまず目に入るのは券売機。ここで食券を購入し、スタッフに渡して注文が完了するスタイルです。気取らないシステムが、初めての方でも安心して利用できるポイントとなっています。
那覇空港からは車で約15分。
バスの場合はリムジンバス那覇空港線や琉球バス120番などで「安謝」下車。徒歩6分となります。
ポイント2:『あじゃず』メニューの紹介

『あじゃず』の魅力は、なんといってもメニューの豊富さ。看板料理の沖縄そばを中心に、日本そばやうどん、さらにじゅーしー定食まで揃い、食欲や気分に合わせて幅広い選択ができるのが特徴です。
沖縄そばは、プレーンタイプのほかに、フーチバー(よもぎ)、ゆし豆腐、三枚肉、ソーキ、さらには納豆を組み合わせたユニークなものまで多彩なラインナップ。地元の方にとっては馴染み深いフーチバーそばも、観光客にとっては新鮮な体験になるはずです。また、ゆし豆腐を加えた沖縄そばは、あっさりしつつもコクがあり、老若男女に人気があります。
うどん類も見逃せません。プレーンのほか、山かけや納豆、冷やしなすうどんといった個性豊かな品が並び、そばとは違った味覚を楽しむことができます。日本そばを提供している点も珍しく、幅広い客層に支持される理由がうかがえます。
価格帯は580円から700円程度と非常にリーズナブル。観光地価格ではなく、地元の日常に根ざした良心的な設定でありながら、一杯のボリュームはしっかりとあり、具材も豊富。満足感を得られる内容で、コストパフォーマンスは抜群です。
ポイント3:『あじゃず』とくにおすすめメニュー

数あるメニューの中でも特におすすめしたいのは「フーチバーそば」です。フーチバーとは沖縄の方言で「よもぎ」を指し、アルカリ性土壌で育つ沖縄産のフーチバーは香り高く、風味が豊か。
『あじゃず』のフーチバーそばは、やさしい味わいのスープと絶妙に調和し、さっぱりとした後味が特徴です。健康志向の方にも人気で、薬草としての効能を期待して注文する常連さんも少なくありません。
また、沖縄そばのバリエーションが豊富な点も魅力で、「三枚肉そば」や「ソーキそば」など定番の味も健在。じっくり煮込まれた三枚肉はとろけるような柔らかさで、スープとの相性も抜群です。ソーキは骨付きでボリューム満点ながら、脂っこさを感じさせない仕上がりになっています。
さらにユニークなのが「納豆そば」。納豆のねばりと風味が、あっさりとしたスープに加わることで意外なハーモニーを生み出します。納豆好きにはぜひ一度挑戦してほしい一品です。
サイドメニューのじゅーしーも見逃せません。あっさり系のそばと組み合わせることで、食べごたえは一層アップ。定食として頼めば、地元の食堂にいるような満足感を味わえます。
那覇市曙の『あじゃず』は、古民家風の外観にジャズが流れる店内、そして多彩でリーズナブルなそばメニューが揃った、他にはない沖縄そば屋です。やさしい味わいのスープと豊かなバリエーションが、訪れる人すべてを満足させてくれることでしょう。那覇を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみたい一軒です。























