南風原文化センターは戦争の歴史を知れる場所
南風原町立南風原文化センターでは、沖縄や南風原町の戦争の歴史を見学して学習ができるスポットです。数多くの歴史資料やジオラマ、実際の病院壕の見学を通して、平和学習を行えます。
常設展示では、戦争に関する展示を含め、4つのテーマで展示コーナーを設けています。
その他にも企画展示や講演会などのイベントを定期的に行われています。
南風原文化センターの入館料は、南風原町民は無料となっています。その他の地域の方は、一般で300円、中高生200円、小学生150円となっています。
アクセスは那覇空港からは車で約30分。
バスの場合は琉球バス111番で「国場」まで、そこから東陽バス37番に乗り換え「兼城十字路」下車。徒歩16分で到着です。
ポイント1:南風原町立南風原文化センター・戦争で使用された病院壕を見学できる
南風原文化センターの裏手には、黄金の森公園があります。
黄金の森公園には、病院壕が有り、実際に病院壕に入り見学をする事が可能です。
病院壕に向かう途中には、飯あげの道という戦争当時に病院壕に、食料を運んでいたルートを通り、戦争時の状況を想像する事ができます。
病院壕内では、病人室は手術室、など病院壕内部がどのような物なのか詳しく見る事ができます。
また当時の遺品や人骨も確認する事が可能です。ここまで見せる資料館もそうないですよね。
ポイント2:南風原町立南風原文化センター・戦争当時の病院壕の「臭い」を嗅げる体験
南風原文化センターでは、戦争の経験を臭いで伝えるという取り組みもされています。
戦争を体験した人々の証言を元に、当時の病院壕内の臭いを再現しています。
人体に影響の無い科学薬品で表現された臭気の入った瓶を嗅ぐ事ができます。
臭気の瓶の臭いは、食べ物が腐ったようなトイレの臭いに感じる人もいるらしく、病院壕内の劣悪な環境を容易に想像できるでしょう。
臭いから、戦争の悲惨さを改めて再確認できる体験ができます。
ポイント3:南風原町立南風原文化センター・豊富な戦争資料で平和学習をできる
南風原文化センターでは、常設展示で戦争資料を見る事ができます。
南風原町の戦争時の当時の様子をジオラマや戦争時に使われて物から戦争時の状況がわかります。沖縄全体での戦争の流れについても解説されているので、日本の戦争について詳しく知る事ができます。
また、戦争を体験して生き残った人の証言映像を見る事もできます。
その他にも、戦後の再建の歴史や、移民の歴史、人々の暮らしや文化についての展示を行っています。