田いもパイってご存知ですか?沖縄で古くから親しまれている田いも(たーんむ)を使った素朴なお菓子です。
今回は中でも老舗かつ隠れた名店でもある「なかとみ菓子店」をご紹介します!
沖縄の伝統野菜「田いも」
「田いも」とは、沖縄で古くから愛されてきた野菜のひとつです。水田で育てることから「水芋」という名前がついていますが、沖縄の方言では「たーんむ」と言います。
里芋のようにねっとりしていますが、甘味が感じられるのが特徴です。
沖縄のお祝いごとには欠かせない食材で、ふかした芋を潰して田楽にしたり、揚げてお餅のような食感を楽しんだりするのが一般的です。
中でも田いもパイはお店によって形や大きさに違いのあるお菓子。1989年創業の「なかとみ菓子店」が田いもパイの発祥なんだそうですよ。
サクッ、カリッ、ふわっの三拍子
「なかとみ菓子店」の田いもパイは10cmほどの小ぶりな形です。田いもを包んでいるパイ生地はサクサク。一口食べればカリッとした食感もありながら、田いも餡の甘さがふわっと口の中に広がります。
パイ生地と田いも餡の融合は洋菓子とも和菓子とも違う食感。素朴な味は何個でも食べられちゃう美味しさです。
県内外に発送可能でお土産にも
お店では沖縄県内外に発送も行っています。個包装なので、事前に自宅に送っておいて帰宅してから旅行のお土産として配ることもできますよ。
冷蔵で送られてくるので、食べる時はトースターで焼き直してくださいね!
ちなみに中城村内のスーパーマーケットでも販売されていますが、ぜひ直売所に行くことをおすすめします。
なぜならお店の人にお願いすれば、その場で出来立てアッツアツのものを食べられるから。その美味しさといったら格別です。
少しわかりにくい場所にありますが、のぼりや看板を頼りに行ってみてくださいね。お試しあれ!