那覇空港から車で約10分。那覇国際通りから少し路地へ入った所に経つ、家族経営のホテルです。全5室でこじんまりしており、客室はクラシック調。そして朝食だけでも食べに来る人がいるほどの薬膳朝食は、きれいなやちむんの小鉢に入っています。
ポイント1:『沖縄第一ホテル』の概要は?
『沖縄第一ホテル』は1955年、沖縄で最初にできたホテルです。国際通りの真ん中あたりから約100m入った所に、こんな静かなところが?!と驚かされるロケーション!
ホテルと言っても家族経営でこじんまりとしたペンションといった感じです。
全客室は5室しかありません。
ホテルの外観を見てびっくり!コンクリート造りの建物を想像していたら、そこには「ミニ守礼の門」みたいな門の先には赤瓦の民家が!しっとりと奥まった路地の先にあるこの建物には間違いなく「沖縄第一ホテル」と書かれた看板があるので間違いない、と確かめながら中に入ります。
2011年に先代の女将さんが一線を退いてから、フリーアナウンサーだった2代目の渡辺克江さんがホテルを引き継ぎます。
それを機に安里から国際通りに近い牧志に移転。
常連さんから以前の雰囲気を残して欲しいと依頼され、街中にもかかわらず庭を作り、以前のアンティーク家具もそのまま残しました。それで帰って唯一無二の、どこにも似ていない雰囲気が出たのではないでしょうか?
ポイント2:『沖縄第一ホテル』の客室はどんなの?
『沖縄第一ホテル』の客室は一言で言って、アンティーク調です。
足つきの重厚なヘッドボードがついたベッド、やはりどっしりと重厚な応接セットにドレッサーの椅子。創業当時のアンティークがほどよくメンテナンスされて客室に使われています。
壁には雰囲気のある絵が飾られていて、お風呂はなんと猫脚の半露天!女性なら一度はこんなバスタブでバスタイムを過ごしてみたいと思うのではないでしょうか?
広さもまずまず。四方から光が入るので、とても開放感がある部屋です。
ポイント3:噂の『沖縄第一ホテル』の朝食はどんなの?
『沖縄第一ホテル』では、創業当時は普通のアメリカン・ブレックファストだったそうですが、初代女将が今の昔から沖縄の人が食べていた朝食スタイルに変え、二代目女将が野菜ソムリエや国際漢方中医薬膳師の資格も取りながらそれを改善。今のスタイルになったそうです。
朝食はバイキングではなく、やちむんの小鉢や小皿にのせて供されます。
見目麗しい料理が一堂に並べられると、もうそれだけで元気になれそうです。
全50種類もあり、素材は青パパイヤ、サクナ(長命草)、ニガナ、島ニンジン、島ラッキョウ、タイモ、紅イモなどの沖縄食材をふんだんに使い、味付けも薄味で素材の味が引き立つように作られています。
炒めたり酢の物にしたり白和えにしたりと身体にできるだけ負担の少ない調理法で作られた料理は、味が物足りないどころか五味がしっかりと感じられ、身体が喜んでいるように感じるのだとか!
熱帯植物が茂る庭を眺めながら食べる、沖縄薬膳のホテル朝食。
おそらく沖縄でも唯一無二なのではないでしょうか?