世界遺産そして国宝の「玉陵(たまどぅん)」

基本情報

店舗名
玉陵(たまどぅん)
住所
沖縄県那覇市首里金城町1丁目3
電話番号
098-885-2861
営業時間
9:00~18:00
定休日
サイトURL
https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/tamaudun.html

玉陵(たまどぅん)は、琉球王国最盛期といわれる尚真王(しょうしんおう)が、父である尚円王(しょうえんおう)の遺骨を改葬するため、1501年に建てられました。
墓室は向かって左から東室、中室、西室の3つに分かれているのが特徴です。
中室は、洗骨前の遺骸を安置する部屋、東室は創建当初、王と王妃、西室には玉陵碑に記されていた家族(王子や王女)が葬られました。
玉陵の独特な作りは「破風墓」(三角の屋根を持つお墓の形式)と呼ばれており、玉陵は沖縄最古で最大級の破風墓でもあります。各墓室の上には守護神となる石獅子が立っています。

玉陵碑から感じる歴史

玉陵の前には、「玉陵碑」(タマウドゥンひ)があります。この碑文は1501年に建てられたもので、タマウドゥンに葬られるべき人々について書かれています。
尚真王他8人の名前と、この書き付けに背くならば、”天に仰ぎ、地に付して祟るべし”と記されています。

尚真王の長男と次男の名前が記されていないそうで、王室内で対立があったのだろうと見られています。創建当時のまま残っており、500年以上前からこの場所に在ることを考えると、歴史ロマンを感じながらも背筋がぞくっととしてしまいます。

国王の休憩場所 東の御番所

玉陵の門の外にある東の御番所(あがりのうばんじゅ)は、番人の詰所です。琉球王国時代には、お墓参りに来た国王が休憩を取って場所でもあるそうです。

玉陵を守る番人は戦前までいたそうです。NHKのドラマ「テンペスト」でも孫嗣勇(主人公の兄)が玉陵の番人をしているシーンがありました。歴史ある玉陵とドラマで見ていた沖縄の歴史が重なった瞬間はちょっと感動しました。テンペストをご覧になっていない方はぜひ観てみてくださいね。沖縄観光がより楽しくなります。

まちまーいガイドで楽しさ倍増

那覇市では、地元をよく知るガイドと一緒に観光地や穴場スポットを巡る「まちまーい」があり

ます。私が一人でウォーキングがてら玉陵に行った際、観光客の方がまちまーいガイドさんと一緒に玉陵をめぐり、説明を聞いていました。

詳しく説明してくれたり、見どころを教えてくれたりと、ガイドさんと一緒だとより玉陵めぐりをより楽しめると思うので、ぜひ「沖縄まちまーい」の活用もしてみてくださいね!

那覇まちまーいについて▶那覇まちまーい