北山王のお城!圧巻な石垣「今帰仁城跡」

基本情報

店舗名
今帰仁城
住所
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
電話番号
0980-56-4400
営業時間
8:00~19:00
定休日
サイトURL
https://www.nakijinjoseki-osi.jp/

今帰仁城(なきじんぐすく・なきじんじょう)は、那覇市から車で1時間30分の沖縄県北部・本部半島にある城(グスク)です。標高約100メートルほどの高台にあり、別名北山城とも言われています。

石垣は地形を利用した曲線を描き、とても美しく沖縄屈指の名城ともいわれています。城壁の長さは約1.5km。高さは最も高い所で8mもあり、城全体の規模としては首里城に次ぐ大きさです。駐車場の敷地内に併設されている「今帰仁村歴史文化センター」では周辺地域や歴史的背景についても学ぶことができます。

今帰仁城の歴史

琉球には北山(ほくざん)中山(ちゅうざん)南山(なんざん)の三つの勢力に分かれた「三山(さんざん)時代」と呼ばれる戦国時代がありました。

今帰仁城は本島北部から遠くは奄美地方まで支配していた北山王の居城でした。1416年に尚巴志によって滅ぼされた後は、琉球王府が派遣した看守の役人の居城となったそうです。1609年、薩摩軍による琉球侵攻にあい、城は炎上したとされているそうです。

2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産リストに登録されました。現在では観光客の方はもちろん、1月の桜の季節のは沖縄県民も多く訪れます。

今帰仁城内の聖域

今帰仁城の場内には御嶽や拝所があり、聖地として拝みに来る方も多くいらっしゃいます。
御嶽は、琉球固有の祭祀施設、琉球信仰における聖域の総称です。

今帰仁城内にはテンチジアマチジという御嶽火の神(ヒヌカン)カラウカーという神人(カミンチュ)たちが巡拝する場所など、地域の方にとても大切にされている場所が多くあります。薩摩軍によって城の建物は焼き尽くされてしまいましたが、石垣は当時のまま。この土地を守っている石垣の中はまさにパワースポットです。

今帰仁城跡の桜

今帰仁城といえば、沖縄の桜(寒緋桜)の名所としても知られています。毎年1月下旬から2月中旬が見頃となる沖縄の桜ですが、この時期に合わせて開催される「今帰仁グスク桜まつり」は、今帰仁城跡の魅力を最も引き出す祭りとして沖縄県民にも人気が高いです。

夜にはライトアップされた夜桜を鑑賞することもできます。冬の時期に沖縄を訪れた際はぜひ今帰仁城の城壁の美しさ、桜の美しさを堪能してくださいね。