1.イベント概要
沖縄の象徴「首里城」。2019年10月31日に焼失してから、県民の心の拠りどころとして再建を願う声が絶えない。そんな首里城の復興を願って、今年も「首里城 うむいの燈(あかり)プロジェクト」が開催される。
2025年のメインイベントは、11月2日(日)に行われる「首里城 うむいの燈(あかり)ランタンウォーク」。約1,000名の参加者がLEDランタンを手に、首里城へと希望の灯を届けるウォーキングイベントだ。
スタートはパレットくもじ前交通広場。県庁前から国際通り、安里十字路、首里坂下通りを経て首里城公園へと続く約4km、所要時間90分のコースとなっている。到着地の首里杜館芝生広場では、ガジュマルの木に吊るされた無数のランタンが、参加者をやさしく迎えてくれる。
幻想的な光に包まれた首里城を眺めながら歩く時間は、まるで希望そのものを灯すような体験。歩く一歩一歩が、復興への「うむい(想い)」を繋ぐ象徴となる。
また、今年からはプレイベントとして「首里城復興ウォーク」も実施。パレットくもじを13時45分に出発し、守礼門までの約2時間を歩くコースで、事前申し込み不要の先着1,000名限定だ。参加者全員に首里城公園チケット(有料区域)を配布し、先着500名にはオリジナル手拭いのプレゼントもある。気軽に参加できることもあり、親子連れや観光客にも人気が高い。
2.イベントの魅力
ゴール地点の首里城では、「うむいの燈ランタン夜市」が同日開催され、ウォーク参加者以外も楽しめるのが魅力。
夜市ではキッチンカーや生ビールの販売ブースが並び、地元グルメを片手に秋の夜長を満喫できる。さらに「SYURI NO UTA スペシャルライブ」も開催予定。首里城の歴史と想いを音楽で感じられる特別な時間となるだろう。
また、首里城への「うむい(想い)」を込めたメッセージを集めるボード展示も実施され、集まったメッセージは首里城へ寄贈される予定。県民や観光客がひとつになって復興を願う姿は、まさに「光と心のリレー」。
ランタンの温かな光に包まれながら、平和と希望を象徴する夜を過ごせるのが、このイベント最大の魅力だ。
さらに、首里エリアのホテルではイベント当日にあわせた宿泊プランも多数登場。最上階から那覇市街を一望できる「ノボテル沖縄那覇」や、イルミネーションが始まる「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」、そして首里城を望む「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」など、宿泊とあわせて楽しめばより充実した1日を過ごせる。
首里城の再建へ向け、想いを灯す「首里城 うむいの燈ランタンウォーク」。
美しい光と音楽、そして温かい人のつながりに触れながら、あの日を忘れず、未来へ希望をつなぐ時間を体験してみては。























