那覇空港1Fになんとローカルなコンビニがあって、うちなー弁当が売られているんです。その名も『コンビニシャロン』。那覇空港のコンビニって大抵の人はローソンくらいしか知らないと思うのですが、中央あたりにひっそりある『シャロン』を知ったらもう病みつきです。
ポイント1:『コンビニシャロン』のロケーションは?

沖縄旅行の玄関口である那覇空港。到着した瞬間から南国ムードに包まれますが、同時に「まずは一息つきたい」「到着したばかりでお腹がすいた」という人も少なくないでしょう。
そんな時に注目してほしいのが、空港1階にあるローカルコンビニ「シャロン」です。場所は、JALとANAそれぞれの到着口が並ぶ1階フロアのちょうど中間あたり。
多くの人は空港到着フロアにあるコンビニといえば大手チェーンのローソンを思い浮かべるかもしれませんが、実はそのすぐ近くに、地元に根ざした「もうひとつの選択肢」が存在しているのです。
この「シャロン」、初めて訪れる人にとっては少し意外に映るかもしれません。外観や陳列は一見すると普通のコンビニですが、実は地元の空港職員や常連客が通う、知る人ぞ知る存在。空港という観光色の強い場所にありながら、地元の暮らしをそのまま切り取ったような雰囲気を持つお店なのです。
ポイント2:『コンビニシャロン』ではどんなものが売られてるの?

普段は一般的なコンビニ同様、飲み物やお菓子、日用品など幅広い商品を取り揃えています。しかしこの店の真価が発揮されるのは、昼時の弁当コーナーです。
店の外まで並べられた棚いっぱいに、まるで山のように積み上げられた「うちなー弁当」がずらりと並ぶ光景は、訪れた人を驚かせます。
ラインナップもバラエティ豊か。定番のポーク玉子おにぎりやチャンプルー弁当から、唐揚げやコロッケなど揚げ物がぎっしり詰まったボリューム満点のおかず弁当まで揃っています。
さらに沖縄らしい心意気として「白ご飯は見せません」と言わんばかりに、おかずがどっさりとご飯を覆い尽くすスタイル。食べ応えはもちろん、フタを開けた瞬間から「これぞ沖縄弁当」と実感できる豪快さです。
お値段は高くても600円程度なのですから、本当に頭が下がります。
これから沖縄旅行が始まる人も、沖縄旅行を満喫して帰路につく人も、感激するに違いありません。
また、空港という立地を活かしてか、タコライスやカレーなど観光客にも馴染みやすいメニューも揃えられており、選ぶ楽しさがあります。観光客はもちろん、実際には空港で働くスタッフや近隣で働く人々が日常的に買い求める姿も多く、地元感あふれる光景に思わずほっこりすることでしょう。
ポイント3:『コンビニシャロン』であの「キロ弁」が食べられる?!

数ある弁当の中でも、注目したいのが「那覇市泊のキロ弁」を扱っている点です。沖縄に詳しい人なら耳にしたことがあるかもしれませんが、「キロ弁」とはその名の通り「1キロ級」のボリュームを誇る弁当のことで、地元の食いしん坊たちに愛され続けてきた存在です。
1本の輪ゴムで蓋が閉まっているのが不思議なほど詰め込まれた揚げ物類などのおかずに加えて白ご飯を見せないどころか「別パック」で提供される白ご飯がセットになった「キロ弁」。
まさか空港でその名物に出会えるとは…という驚きも含め、食べてみる価値は大いにあります。
なんでもお弁当業者8社から毎日取り寄せているそうで、その努力にも頭が下がります。
さらに、空港のラウンジで「シャロン」の弁当を楽しむという通なスタイルもおすすめ。チェックインを済ませ、出発までの時間にゆったりとラウンジに腰を下ろしながら、地元感あふれる弁当を味わうというツワモノも!
空港内ではラウンジ以外では食べる場所に困りますが、もちろん上階に上がったところにある見学者テラスのテーブル席などでもよりローカル感が味わえるに違いありません。
帰りの機内で、楽しかった沖縄旅行を思い出しながら食べるのも新しい旅の締めくくりスタイルになるかも知れませんね。
大手チェーンのコンビニでは味わえない、沖縄らしい生活の一端に触れられるのが「シャロン」の大きな魅力だといえるでしょう。
那覇空港といえば観光客向けのショップや全国チェーンの店が目立ちますが、そんな中にしっかりと地元の日常を感じさせてくれる「シャロン」が存在していることは、まさに“目からウロコ”。
「到着したばかりで少し小腹が空いた」「地元ならではの弁当を試したい」と思ったら、ぜひ立ち寄ってみてください。旅の最初の一食から、沖縄のローカルな魅力に出会えるはずです。























