那覇空港から車で約1時間半。沖縄本島中部、うるま市と橋で繫がった4島の離島のうち、いちばん奥にある伊計島にあるビーチです。橋で繫がった離島とは言え、バスでは4時間ほどもかかってしまう最果ての地。でも沖縄本島でも見られないようなきれいな海を体験できます。
ポイント1:『太伯ビーチ』へのアクセスは?
『太伯ビーチ』へ行くには、まず那覇空港から国道330号、県道36号、37号、10号を通り、うるま市の「海中道路」、離島をつなぐ橋を2回渡り、畑の真ん中を突っ切って島の北端まで行った所にあります。
沖縄は高速道路が整備されていると言っても1時間半はかかってしまいます。
この『太伯ビーチ』は、『伊計島温泉AJリゾートアイランド』というホテルの管理下にありますが、ホテル宿泊者以外の人でも利用することは可能です。
広いホテル敷地内にはメイン棟とコテージが点在しています。南国の植物が茂る遊歩道を数分降りていくと、プライベート感のあるビーチに到着します。トイレとシャワーがありますが、できるだけホテルを利用している人だけが使って下さいとのことです。
離島の最北端にあり、アクセスは不便ですが、まるで天国のような白砂のビーチがあなたを待っていますので、少し気合を入れてアクセスする価値はあるでしょう。
なお、同じ伊計島には「大泊(おおどまり)ビーチ」という似た漢字のビーチもありますので、注意して下さいね。
ポイント2:『太伯ビーチ』ってどんな所?
『太伯ビーチ』は、ほとんどの方にとって「今まで体験したことがないようなきれいなビーチ」でしょう。
沖縄の海のきれいな離島といえば慶良間諸島がすぐに思い浮かびますが、沖縄本島中部の、アクセスがしにくい離島に行こうと考えるのは、ある程度沖縄の定番観光地に行き尽くしたリピーターか、ありきたりの観光に飽きた人たちなのではないでしょうか?
伊計島の『太伯ビーチ』はそのどちらもを満足させてくれます。
明らかに本島のビーチとは色合いが違う海、そして真っ白でプライベート感あふれる砂浜。正式な海水浴場ではないので、マリンアクティビティやレンタルなどはないですが、人も少ないので、気の向くまま、ビーチに寝転んでいるだけでも満足できます。
そして「ケラマブルー」ならぬ「伊計ブルー」にどっぷりと染まってみて下さい。きっと遠くても来てよかったと実感できますよ!
ポイント3:『太伯ビーチ』周辺の見どころは?
『太伯ビーチ』なうるま市の4島の離島のうち、いちばん奥の伊計島にありますが、それぞれ離島ならではの名所があります。
伊計島の入口付近には、「ひまわり畑」があり、なんとほぼ1年中、花を咲かしています。桜も1月頃に咲きだしてしまう沖縄では、桜とひまわりを同時に見ることもあるそうです。
また、伊計島の手前の宮城島にはパワースポットとして有名な「果報バンタ」があり、一番手前の離島である浜比嘉島には、シルミチューやアマミチューの墓など、沖縄開闢伝説、沖縄版アダムとイブの伝説が残っています。
きれいな海を見て、自然のパワーを感じて沖縄ならではの思い出に残る旅になることでしょう。