沖縄本島・泊港からフェリー琉球、またはフェリーくめしまで約1時間45分。
渡名喜(となき)島の東側にある「島尻毛」。そこに至る散歩道はアスファルトの道はなく、白砂に黒塀で古き良き赤レンガの民家が並ぶノスタルジックな沖縄の原風景を体験できます。
ポイント1:「島尻毛散策道」がある、渡名喜島ってどんな所?
まず島尻毛がある、渡名喜島とはどんなところなのかをご説明しましょう。
位置的には慶良間諸島と久米島の中間くらいで、ちょっと北に上がったくらいの位置にある島で、人口は300人位です。
この島は現在でもザ・沖縄とも言える赤レンガの民家が立ち並び、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
そのため、島民が週に3回、朝早く起きて島を掃除する伝統がもう100年も続いているそうで、集落内はゴミ一つ落ちておらずとてもきれいです。
離島なので海は言うまでもなくきれいで、ダイバーの憧れの地です。慶良間諸島よりも混んでおらずゆったりできるので、密かな人気があります。
ポイント2:渡名喜島の「島尻毛散策道」までの行き方は?
まず渡名喜島までは、沖縄本島・泊港(通称:とまりん)からフェリー琉球、またはフェリーくめしまに乗り、約1時間45分です。久米島行でも渡名喜島を経由しない便があるので注意しましょう。
渡名喜島の港についたらそこから車で約30分です。炎天下に歩きはきついので、レンタカーがいいでしょう。
渡名喜島が沖縄でいちばん小さな島だと言っても周囲は12.5kmもあります。
「島尻毛」は島の東側にあり、「島尻」とは地名で「毛」は「万座毛」のように「広場」という意味なので、読み方を間違えると大変なことになってしまいます。
この島尻毛もダイナミックな崖で見る価値はあり、島の絶景ポイントなのですが、そこに至るまでには整備された散策道があり、とてもノスタルジックで心あらわれる風景に出会うことができるのです。
ポイント3:「島尻毛散策道」では、まだ観光地化されていない沖縄の原風景を見れる!
ホテルラッシュで日本でも屈指の観光地である沖縄。ほんの数年前に行ったとしても、その風景はどんどん変わって行っています。
「島尻毛散策道」までの道のりには、整備された500mも続く白砂の散策道があって、フクギ並木に黒珊瑚の石垣、そして典型的な沖縄の赤レンガの家屋が並んでおり、まさにまだ観光地化されていない沖縄の風景を見ることができます。
また、夜になるとこの散策道がフットライトでライトアップされ、とても幻想的です!
この原風景を見たさに、わざわざ那覇から船に揺られて渡名喜島を目指す人もいます。
島内には赤レンガの「フクギ家」という1棟まるまる貸し切りの古民家宿泊施設もありますので、早朝や夜のフクギ並木も体験したい人はぜひ、宿泊してみてはいかがでしょうか?