名将護佐丸の城!『座喜味城跡』

基本情報

店舗名
座喜味城跡
住所
沖縄県中頭郡読谷村座喜味 708 6
電話番号
098-958-3141
営業時間
定休日
サイトURL
https://www.vill.yomitan.okinawa.jp/facilities/post-14.html

座喜味城跡(ざきみじょうあと)は、沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)に、沖縄県を代表する城(グスク)です。2000年に世界文化遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つでもあります。

規模は小さいのですが、城壁や城門の石積みの精巧さや美しさは沖縄の城の中で随一といわれていて、当時の石造建築技術の高さを示す貴重な史跡となっています。

座喜味城跡の歴史

座喜味城跡は、1420年代、築城家としても有名だった読谷山按司、名将護佐丸(ごさまる)によって築かれた城です。護佐丸は琉球王国統一前の「三山時代」に活躍し、琉球王国統一後には国の安定に尽力した人物です。
三山時代の中山王尚巴志の今帰仁城(北山王のお城)攻略に参加した護佐丸は、その時の働きが讃えられ、領地を現在の恩納村(おんなそん)から読谷村へと移し、座喜味城がつくられたといわれています。

座喜味城跡の見どころ

座喜味城跡の特徴でもあり、最大の見所は沖縄に現存する最も古い石造りのアーチ門です。座喜味城の城門のアーチは、門の強度を高めるために真ん中にクサビ石があるのが特徴。沖縄戦の戦禍を逃れたアーチ門は通る際に、向こう側は琉球王国時代にタイムスリップしそうと思わせるようななんとも言えない魅力があります。護佐丸は「築上の名手」といわれていたそうで、美しさ以外にも軍事的優位性を兼ね備えた座喜味城跡の建築技術の高さは現代の人を魅了します。

世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム

座喜味城跡には「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」が隣接しています。1975年にオープンした「読谷村立歴史民俗資料館」がリニューアルオープンしたミュージアムです。

ここでは座喜味城のことだけではなく、読谷村の自然や文化遺産が展示されており、歴史・自然・文化・工芸品について学ぶことができます。戦時中に県民や日本軍が身を隠した「ガマ」や、沖縄の伝統的なお墓「亀甲墓(かめこうばか)」などについてもジオラマを通して詳しく学ぶことができます。