那覇空港から車で約49分、沖縄本島南部、八重瀬町にある手作りの施設美術館です。なんと知名久夫さんというアーチストが建築廃材を使い11年かけて作り上げたもので、個性的な作品が大小合わせて500点ひしめいています。地元の養鶏場の玉子を使った玉子サンドがあるカフェも見もの!
ポイント1:観光客はほぼ皆無?!『久夫美術館&カフェ』のロケーションは?!
『久夫美術館&カフェ』は沖縄本島南部、八重瀬町にあります。
沖縄本島の南部にあって、さぞかし時間がかかるだろうなと思ったら、空港からはなんと49分程度で到着できます。
バスの場合も琉球バス152番・国際線旅客ターミナル前(那覇バスターミナル向け)行きで国場下車、歩いて4分の所にある国場(東風平・稲嶺向け)から琉球バス50番、仲井真(東風平・稲嶺向け)行きに乗って具志頭ドライブイン前(百名・玉泉洞向け)で降りれば徒歩2分で到着します。所要時間は1時間程度。
瀬長島ウミカジテラスがある豊見城市、ひめゆりの塔や平和祈念公園がある糸満市、そして斎場御嶽がある南城市の間に挟まれた八重瀬町は、観光要素があまりありません。
あるのは謎の宗教団体のアジトみたいな「アドチ島」や、かつてあったレストランの廃墟がある「玻名城の郷ビーチ」くらい。
多くの人が行く観光地がないからこそ行ってみたい衝動に駆られます。
「知名久夫美術館&カフェ」一体どんな所なのでしょうか?
ポイント2:言葉にしきれない感動とエネルギー!『久夫美術館&カフェ』の作品紹介!
『久夫美術館&カフェ』はアーチストの知名久夫さんが、11年の歳月をかけて完成させた、私設の美術館です。
その外観も独特で木製平屋の建屋に木片や陶器のようなものが飾りとして貼り付けてあります。
この建物のみならず家具までも、一からアーチストである久夫さんが手作りされたと知ってびっくり!
中のアート作品としては、絵画はもちろん、鉄や流木、石を使った作品が大小あわせて500点ほど展示されています。
まるで宇宙とつながる感覚の深い森や海の底を描き、バリ絵画を思わせる深みのあるペインティング、男心をくすぐるような鉄を溶接したオブジェ、年代ごとに作風もガラッと変わるので、いろいろなアーチストの作品を見ているような感覚にもなれます。
そしてその作品群の根底にあるのは、沖縄の自然なのです。
見ている人の感想は「独特の世界観だが、ついふらっと足を運びたくなる」「最近の作品はHIPHOPのスピリットを感じた」「建物のすべてが芸術」など、言葉にしきれないほどの感動とエネルギーを感じる、といった感想が多かったようです。
ポイント3:『久夫美術館&カフェ』のイチオシ、カフェメニュー紹介!
『久夫美術館&カフェ』には空間そのものがアートとも言える、木のぬくもりを感じさせるカフェ「異界物語」があります。
フェアトレードのオーガニック豆で1杯ずつハンドドリップするコーヒーも素晴らしいものなのですが、このお店のウリはなんといっても「玉子サンド」。
八重瀬町にある新屋養鶏場の玉子で作った、黄金色も美しい卵焼きを挟んだものを、やはり八重瀬町の福祉施設、「大希沖縄」さんのほんのり甘いカボチャ食パンに挟んだサンドで、濃厚でボリュームのある玉子とパンの相性がバッチリ!
一度食べたらくせになります。
スープとドリンクも付いて950円は良心価格すぎるでしょう。
ただし、日曜日はこのメニューはお休みなのでご注意ください。
他にハニートーストやベーコントースト、チョコキャラメルトーストやケーキなども!
エネルギーたっぷりの作品を見たあとは、甘いもので心と身体を和ませましょう。
個性的で唯一無二、建物自体がアート作品の『久夫美術館&カフェ』ぜひおでかけしてみてください。