那覇空港から車で約90分。系列ホテルEMIL NAKIJINからも徒歩1分のところにある、1日1組のプライベートヴィラです。「泊まれる美術館」という異名があるように、とにかく建物や調度品、そして敷地内に散りばめられているアートが素敵!大自然の中でアートな空間を楽しめます。
その1:泊まれる美術館『MAKINA NAKIJIN』の作られた理由
『MAKINA NAKIJIN』は系列ホテル「EMIL NAKIJIN」から徒歩1分のところにある、2022年3月オープンのアーティスティックなプライベート・ヴィラ。
「EMIL NAKIJIN」がスタイリッシュかつ圧倒的な存在感で風景に溶け込むヴィラだとしたら、この『MAKINA NAKIJIN』は、自然と共存するプライベート・ヴィラと表現すればよいでしょうか?
ゲストは完全にプライベートな空間で、誰にも邪魔されることなく、虫や鳥、風や光、森羅万象が織りなす美しさを全身で享受できるところです。
沖縄においても内地仕様の高気密で高断熱のコンクリート住宅が増えてきている今、夏の盛りでも風が通り抜けて気持ちがいい自然を感じられるヴィラを目指して作られたそうです。
この建物のちょっぴり複雑な形はデザイン的にも素晴らしく、なんと2022年度の「グッドデザイン賞」を受賞しています。
その2:『MAKINA NAKIJIN』のルーム仕様詳細
『MAKINA NAKIJIN』は敷地面積が約704㎡、建築面積が約185平米もあります。
敷地内には2つのベッドルーム、リビング・ダイニングキッチン、バスルーム、池、プライベート・プール、アトリエが点在し、広いテラスにはアウトドアリビングもあります。
木のぬくもりや自然素材を大切にしたリビングには、カウチやラウンジチェアが置かれ、こころゆくまで目の前に広がる景色を楽しめます。
アウトドアリビングでは夜間や肌寒い日には暖炉を灯すことも可能。ちょっとしたグランピング気分も味わえてしまいます。
眼の前の自然だけでなく、家具調度品や工芸品、観葉植物に至るまでが美しく、滞在する価値を高めてくれます。まるで泊っているだけで、美術館にいるようです。
木のぬくもりとシンプルな大理石で作られたキッチンとダイニングテーブルのある空間は、今帰仁の自然を部屋にいながら楽しめるので、一見に値します。
さらに光の陰影をうまく使った、hikariとkageの2つのベッドルームは、壁に囲まれて適度に狭く設計されており、こだわりのアロマもしつらえられているため、深い眠りに落ちることができそうです。
そしてもっともアーティスティックな、洞窟のような露天風呂からは、移ろいゆく海の色や、水に映る空の表情、反響する鳥の声がダイレクトに受け取ることができ、心まで裸になって、バスタイムを楽しめそうです。
そしてそれぞれの部屋をつなぐ、屋根下の広いガーデンテラスには、アウトドアベッドが置かれ、美しいインフィニティプールの向こうには、エメラルドグリーンの海も横たわっています。
ここではほんとうに時間を忘れることができそうです。
こんな素敵な空間なので、1泊ではとってももったいないですね!
その3:『MAKINA NAKIJIN』の食事も楽しい!
『MAKINA NAKIJIN』では朝食はヴィラで提供されますが、夕食は出張シェフを頼むことになります。
朝食もユニークで、なんと炭火での炊飯が体験できます。「沸騰してから弱火で8分、その後15分蒸らす」「その間に魚を焼く」と繰り返しつぶやいているうちに、自分が完全にグランピングをしている気分になっています。
銅のポットでお湯を沸かして珈琲を木製のドリッパーで淹れ、シックなやちむんの器に入れて飲めば、普通に淹れる珈琲より何倍もおいしく感じることでしょう。
また出張シェフは一人当たり+20,000円かかりますが、いろいろな食材を使った沖縄料理をボードに乗せて提供する新しいスタイルで、テーブルいっぱいになったご馳走に思わず歓声を上げてしまいます。
こちらも唯一無二の体験ができそうですね。