那覇空港から車で約1時間36分。沖縄本島中部の今帰仁村にあるイタリアンのお店です。素敵なホテルが並ぶ今帰仁村の中でも沖縄の原風景が垣間見えるような今泊集落の中にぽつんと佇む古民家イタリアン。美味しいだけでなく、居心地の良さでも評判です。
ポイント1：『イマドマーレ』のネーミングの由来は？
沖縄では、古民家を店舗にしているところは多いですが、『イマドマーレ』のように古民家のイタリアンは珍しいかも知れません。沖縄の赤瓦にれんがの壁が妙にしっくり来ています。
それに、集落名である「今泊」とイタリア語の「海（マーレ）」の造語「イマドマーレ」を店舗名にしたあたり、なかなかのセンスなのではないでしょうか？それに直感的に美味しくて雰囲気のいい店だと思いました。
『イマドマーレ』はカウンター席8席のこじんまりした店。ゲストは近隣のプチホテルの宿泊客が店主に紹介されてやってくるケースも多く、店同士が助け合っているようすも微笑ましいですね。
ナチュラルワインや、沖縄の泡盛に合う沖縄県産の食材を使った料理をイタリアン中心に提供されています。カウンター越しに、沖縄の豆情報を教えてくれるような気さくで優しい雰囲気のオーナーさんが美味しい食事と雰囲気に華を添えています。
ポイント2：『イマドマーレ』の店の雰囲気はどんなの？
『イマドマーレ』には夜な夜な、お腹をすかせた大人が集まってきます。
イタリアンの店ですが、イタリアンの料理しか出さないというわけではありません。
夕方からの営業でありながら、カレーも出るし、餃子、シュウマイも出ます。
パスタはもちろん、ポトフやチリビーンズも出るし、フィリピン風バラ肉煮込み、牛肉の煮込みやラフテー、ワンプレートなランチ的な一品もあります。キッシュも評判がいいですね！
どれもほぼ沖縄食材を使っています。
「イタリアン」と限定しないで、いろいろな料理を提供してくれて、とても守備範囲が広いですね。忙しくてもテイクアウトにも対応してくれるのはありがたい限りです。
これなら沖縄に数日間滞在して、沖縄料理はもうたくさん、と思っていた人にもいいですね！
お腹いっぱいになっても、店主との気さくな語らいが楽しくて、なかなか席を立とうとする人もいません。
また中にはほろ酔いでジャズや島唄のBGMに聴き惚れている人もいます。
こうして静かに夜が過ごせるのも、「今帰仁村」という大人が選ぶ滞在先ならではなのかも知れません。
ポイント3：『イマドマーレ』はドルチェも美味しい！
『イマドマーレ』の料理の守備範囲はとても広く、イタリアンはもちろん、中華やメキシカン、フレンチまで幅広く提供してくれます。
でもドルチェ（デザート）も例外ではなく、昭和のデザートから世界のデザートをさりげなく提供し、ゲストを楽しませてくれます。
例えば昔ながらの固めのプリンや、カリブ海で食べられるようなマサラダ風のドーナツなど、最後のシメのデザートまでもが文句なしに美味しいのですから、すごい実力のある店なのだと思います。
滞在中、あまりの美味しさと居心地の良さに連日通う人や、沖縄に来るたびにリピートする人もいるそうです。あまり有名店になってほしくないな、と思うのは私だけでしょうか？！
