那覇市の第一牧志公設市場は、昭和25年に開設した長い歴史のある市場です。
長い歴史の中、沖縄県民の台所として地域に親しまれてきました。近年では、多くの観光客の方が訪れる観光スポットとなっています。
牧志公設市場を訪れると、沖縄の食文化、マチグヮーの活気や温かさに触れることができます。現在は、建物老朽化による建て替え工事の為、令和元年7月より仮設市場となっていますが、旧牧志公設市場があった場所には新しく生まれ変わる牧志公設市場が完成する予定。ますます多くの方が集まる沖縄の食文化スポットとなりそうです。
牧志公設市場の歴史
第二次世界大戦後、ガーブ川沿い(現在の市場本通り付近)には、自然発生的に闇市が行われるようになりました。水上にも店舗が立ち並び、今でも牧志公設市場付近では「水上店舗」という文字をちらほら見ることも。
闇市や水上店舗は衛生的にも問題になっていたところ、那覇市は公的な管理の下運営できる「公的な」市場が必要であることを認め、1950年に「牧志公設市場」が開設され、現在まで沖縄県民、那覇市民の台所として親しまれています。
牧志公設市場の見どころ
牧志公設市場は、1階に精肉部門、鮮魚部門、その他乾物、島らっきょや沖縄かまぼこなど沖縄の食材が豊富に並んでいます。2階は食堂が並ぶエリア。中身汁やラフテーなどの琉球料理のほか、沖縄そば、チャンプルーなど沖縄に来たら食べたいまーさむん(美味しい物)が盛りだくさん!
そして何より魅力的なのは持ち上げシステム!1階で購入した食材を2階の食堂で調理してもらえます。地元の食材は地元の方に地元で調理してもらうのが一番です。
「持ち上げシステム」は調理方法に寄って金額も異なるので、対応可能な食堂に事前にチェックしてくださいね!
NEW牧志公設市場はいつ?
現在建て替え工事の為、仮設となっている牧志公設市場ですが、令和5年(2023年)3月から4月頃に新しくなった市場での併用が予定されています。(2022年6月現在)
整備後は現在の仮設市場から店舗は撤去となるので、仮設の牧志公設市場を楽しめるのは今だけです!仮設の市場は少しコンパクトですが、お店の方とお話できる良いチャンスかもしれません。ぜひNEW公設市場完成までの間、仮設の牧志公設市場も訪れてみてくださいね!