個性豊かなやちむんが集まる「やちむんの里」

基本情報

店舗名
やちむんの里
住所
沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1番地
電話番号
098-958-4468
営業時間
定休日
サイトURL
https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611319504/

「やちむん」とは、沖縄の方言で焼き物のことをいいます。

「やちむんの里」は、那覇空港から国道58号線を北上、約60分ほどのところにある読谷村にある観光スポット。読谷村は70以上の陶房が集まる、やちむんが有名な場所。中でも「やちむんの里」は、19の個性的な陶房、ギャラリーが集まる工芸村です。

駐車場もあるので、車を停め、沖縄の海風を感じながらやちむんの里を歩くと、時間が経つのが忘れてしまうほどやちむんの魅力のとりこになります。

やちむんの里の歴史

沖縄の伝統工芸である「やちむん」は、琉球王国時代に各地に散らばっていた窯元が那覇市壺屋に集められて発展してきました。
1970年代になると那覇市壺屋には人口や住宅が増え、窯焼きから出る煙が問題となりました。そこで、陶工たちが新しい土地を探して移り住んだのが読谷村だったそうです。
沖縄初の人間国宝として知られる名工・金城次郎さんも読谷村に移り住んだそう。
現在では、多くの陶工の作品が生まれた読谷村・やちむんの里は県内やちむんファンもあつまるやちむんの聖地となりました。

やちむんの技法や模様

やちむんは、独特の文様や絵付けが特徴。

唐草・・最も多いと言われている模様。無限に伸びた蔦が、永遠と長寿、子孫繁栄を表しているとされています。

点打ち・・伝統的な手描きで描かれている丸い模様。ドット柄ですね。温かく可愛らしい印象。

線彫り・・線で施した模様。魚紋線彫りが定番。子孫繁栄の縁起のある柄。

赤絵・・デイゴやブーゲンビリアなど色鮮やかな赤が特徴。赤色は手間がかかるそうですが、とても上品な色合いです。

その図柄の特徴を知ると、よりやちむんの魅力が楽しめますね。

要チェック!やちむん市

沖縄では、定期的に陶器市が開催されています。各窯元の作品がお手頃価格で購入できるので、全国各地の陶器ファンや沖縄県民も楽しみにしているイベントです。

毎年12月中旬に読谷山焼窯と読谷山焼北窯が共同で開催している「読谷山焼陶器市」のほか、毎年2月頃に開催されている「読谷やちむん市」などがあります。

やちむんの魅力が集結する陶器市も見逃せませんね!