那覇空港から車で約45分。沖縄市の古い商店街の中に「チャーリー多幸寿(タコス）」という老舗のタコス屋さんがあります。観光客はもちろん、地元の人でも賑わう人気店。そのチャーリー多幸寿でジューシーな定番タコスを食べてみました！
ポイント1：「チャーリー多幸寿」のある中央パークアベニューはレトロで素敵な商店街！
ずっと前から気になっていた沖縄市の「中央パークアベニュー」。チャーリー多幸寿はその中央パークアベニューという商店街の中にあります。
もともとは琉球人とアメリカ人が、秩序ある取引の場所を作ろうと生まれたのが、ここ中央パークアベニュー。
当初は「商業の中心地」という意味の「BCストリート（Business Center Street）」という名前で、1950年の開設からしばらくは、健全な商売をする飲食店が主だったのですが、やがて売春などをする店が増え風紀が乱れて行きました。
そこで沖縄市が主導で1982年に日本人向けのショッピングモール・中央パークアベニューへと生まれ変わったのです。
しかしその商店街も高齢化が進み、衰退の一途を辿り、これではいけないと地元の若い人が奮起して、イマドキのお店を出店しはじめたのです。
実際に商店街を歩いて見ると商店街のアーケードに沿ってヤシの木や南国ならではのブーゲンビリアが咲き乱れ、ちょっと不思議な雰囲気。
私が行ったときはまだ午前中だったので、シャッターが閉まっている店が多かったですが、飲食店から石鹸、アロマなどの雑貨店、Tatooの店、カフェ、クラブなどバラエティに富んだ店が並んでいました。
そんな中、中央パークアベニューの端の方に位置する「チャーリー多幸寿」は1956年創業の老舗。中央パークアベニューの移り変わりをこの地でじっと見守り続けています。
ポイント2：「チャーリー多幸寿」の定番メニューは？
「チャーリー多幸寿」には定番メニューが２つあります。一つは店名通り「タコス」です。このチャーリー多幸寿は日本でのタコス発祥の地と言われており、「メキシコ生まれの沖縄育ち」というキャッチコピー通り、本土に上陸する前から沖縄の人たちにはタコスは親しまれてきました。
そのタコスにもビーフ、チキン、ツナとあり、私はチキンとツナを頼んでみました。
タコスにチキンはまあわかるとしても、ツナってどうなの？という疑問は食べてみて吹っ飛びました。少し辛いですがジューシーで美味しい！
特に皮がしっとりとパリパリの中間で絶妙な美味しさなのです。
よく市販されているタコスとは大違いの美味しさでした。
マンゴスムージーも濃厚ですごく美味しい！
そして「チャーリー多幸寿」のもうひとつの定番は、「チャーリーさんのタコライス」(通称チャーリーライス)です。
こちらもひょっとしたら発祥の地なのではないかと思わせるほど年季が入ったメニューです。
一般のタコライスとはちょっと違っていて、たっぷりのひき肉に2種類のチーズ、その下にはピリ辛のソースとご飯が隠れていて、千切りされたレタスが横に添えられています。
トマトの角切りなどはなしなのがチャーリー風ですね。
この「チャーリーライス」は辛さやサイズを選べるそうなので、お腹具合に合わせて選びたいですね。
ポイント3：まだまだある！「チャーリー多幸寿」のメニュー！
「チャーリー多幸寿」のメニューはタコスやタコライスばかりではありません。チーズバーガーやエッグサンド、ステーキサンド、エンチラーダ（フィリングを詰めたトルティーアの上に辛いソースをかけて焼いたたもの）、チリコンリゾットなどのご飯ものなどもあり、ガッツリ系のメニューがもりだくさん。
それに今回私がオーダーしたマンゴスムージーやアイスクリームもあります。
『チャーリーセットA』 (S) 800円(税込)（タコス 1P：ビーフ スパイシー、チャーリーズライス (S)、ドリンク）や、”ビーフ” と “チキン” と “ツナ”の3種のタコス食べ比べもできる『タコス 3P セット』（850円）などのセットメニューもあってバラで頼むよりお得なので、前金制にひるむことなく、じっくりメニューを見てから決めたいですね。
