那覇空港から車で約40分。沖縄市の中央パークアベニュー近くにあるハムやソーセージの店です。沖縄本当北部のヴィラに泊まる時は、食事は自身で調達し、BBQなどをすることが多いかと思いますが、ヴィラ民には全力でおすすめのお店です!
ポイント1:第一回食肉品評会IFFAでいきなり受賞!『TESIO』とはどんな店?
祖父母がかつてレストランを営まれていた関係で料理の世界に足を踏み入れた『TESIO』の創業者。
まだシャルキュトリーという言葉さえ一般的でない頃、ある時訪れた京都で日本で最初の「シャルキュトリー(食肉加工店)」に出会い、その美味しさに感銘を受けます。
自身の出身地である沖縄は昔から食肉文化が根付いているところだけど、「不思議と自家製をしてこなかった所だな」とひらめき、叔父が所有するする物件がたまたまコザにあったことから2018年に創業に至ります。
県内最大の米軍基地である嘉手納基地のお膝元であり、家賃も安く夜の営業が盛んで昼に営業する店舗が少ないため、音や煙が発生してもトラブルが少なそうです。それに何と言っても、本場のハムやソーセージを食べ慣れている基地の外国人も多く、舌が肥えているため、創業には格好の場所だったのです。
自分の店を持つことで、京都で体験したあの感動をふたたび再現できるのではないかと思ったのです。
情熱のこもったシャルキュトリー経営の成果が2019年にはじめて日本で行われた、「第1回IFFA日本食肉加工コンテスト2019」で3品しか出品していないのに、みごと金賞2つと銀賞1つを受賞したのです。
このコンテストは140年以上の歴史があり、権威あるドイツの食肉品評会IFFAの日本版とも言えるもので、出品制限はなく、たくさん出品する人も多い中、3品で受賞できたのは、まさに創業者のシャルキュトリーにかける情熱が受賞に結びついたと言えるでしょう。
ポイント2:『TESIO』の商品ラインナップは?
では、お洒落なシャルキュトリー、『TESIO』ではどんなものが売られているのでしょうか?
ショーケースの中にはドイツの製法で作られたホワイトハムやベーコン、オリジナルのソーセージがずらりと並び、見ているだけでも楽しいです。
ベーシックなものに加えて、ミートローフやソーセージもハーブやモツァレラ、コーレグース(島とうがらし)のチョリソーなど沖縄ならではのものもあり、そのアイディアに脱帽です。
「チーズバーガー味」など、ちょっと変わり種のソーセージは、ヴィラでのBBQの時に会話が盛り上がりますね!
さらにオリーブやパプリカ、IFFAで金賞を受賞した角切り肉が入ったビアシンケンなど、塊からその場でカットしてくれるハム類もあるので、BBQをやらずともワインやスパークリングワインのお供にいいですね!
こんなお洒落なおつまみがあれば、楽しい夜が過ごせそうです!
ポイント3:『TESIO』にはフードメニューもある!
『TESIO』はシャルキュトリーとして食肉加工品を売る傍ら、ホットドッグやドリンクなどのフードメニューもあります。
看板メニューとしては、同じくIFFAにて金賞を獲り、日本一のホットドッグの評判も高い「ウィーケンドッグ」(500円)。これは創業者のシャルキュトリエ(食肉加工技術者)としてのプライドと、コザの街への情熱を凝縮した、ソーセージはもちろん、ケチャップやマスタードまで自家製の、まさに「魂の一品」です。
週末限定となりますが、その美味しさがコザだけでなく沖縄県全域に響き渡り、わざわざ食べに来る人も多いそうです。