「下地そば」では沖縄そばのルーツ「唐人そば」が食べられます
識名園のそばにある、沖縄らしい民家を改装してお店にしてある「下地そば」。
和室にちゃぶ台を並べてある店内はどこか懐かしい雰囲気です。
「下地そば」のメニューには、定番の沖縄そばもありますが、沖縄そばのルーツといわれている「唐人そば」を食べることができます。廃れてしまった初期の沖縄そばを再現したのが「唐人そば」です。沖縄そばとは全く異なる味わいなので、定番の沖縄そばと食べ比べるのも楽しいです。
識名園周辺は飲食店が少ないので、とても貴重なお店のひとつです。
ポイント1:沖縄らしい民家の雰囲気が味わえる
下地そばの店内は、畳敷きの和室にゴザを敷いて、ちゃぶ台が並べてあり、テレビが置いてあります。
注文はホワイトボードに磁石を貼ります。お水はコーヒーはセルフサービス、食べ終わった器は返却口に下げると、すべてセルフサービスのお店です。
セルフサービスがかえって、おばあちゃんの家に遊びに来たような雰囲気で、どこか懐かしい感じがします。
肩ひじ張らずにくつろげる雰囲気が、素朴な沖縄そばとピッタリです。
ポイント2:識名園見物の前後に立ち寄りやすい
識名園は美しいお庭が魅力の観光スポットですが、園内では飲食が禁じられています。
駐車場側には飲食スペースも自動販売機もなく、周辺に飲食店が少ないのです。
下地そばは識名園から、ほんの少し南風原方面に向かったところにあるので、識名園と合わせて立ち寄りやすいです。
識名園は思ったよりも広く、たくさん歩きますので、気軽に食べられる沖縄そばのお店が近くにあるのは、とても重宝します。
ポイント3:沖縄そばのルーツ「唐人そば」が食べられる
沖縄そばのルーツは諸説ありますが、明治期に中国の料理人が「支那そば」を提供し、これが人気となり、沖縄でも広くそばが作られることになった説があります。
当時の沖縄そばは、現在の塩味の沖縄そばとは異なり、しょう油ベースの味付けでした。そのご廃れてしまったようですが、初期の沖縄そばを再現したのが「唐人(とうじん)そば」です。
沖縄そばとは異なる、濃い色のスープに驚かされます。スープの味よりもタレのしょう油の切れが感じられます。沖縄そばともラーメンとも異なる味わいで、おいしいです。