那覇空港から車で約15分。那覇市の牧志にある花笠食堂。大盛りで有名な食堂で、味はもちろん多くの人に愛されるだけあって美味しいですが、お茶がわりに出してくれるアイスティーが沖縄の飲料会社とコラボで発売されてしまう位、美味しくて有名なのです。いったいどんな食堂なのでしょうか？
ポイント1：おばー軍団が営むローカル食堂「花笠食堂」
那覇市の国際通りの真ん中あたりから平和通りに入り、路地の一画に佇む花笠食堂は、とても有名で、創業50年以上は経っているのだとか！
その有名さは「平和通りの黄色い看板の食堂」と言っただけで、沖縄通の方はわかる位なんだそうです。きっと、この「楽旅」を読んで下さっている方ならわかりますね！
その佇まいは、「ザ・沖縄食堂」で、黄色に赤黒文字の看板がローカル色に拍車をかけます。
入り口に貼られている「福」の赤いステッカーが、アジアのローカル食堂のような雰囲気をも醸し出しています。ショーケースの大きさに対して大きめのフォントの看板もインパクト大です(笑)
食堂を切り盛りするのは、地元のおばあさん達。ちょっと若めの店員さんもいることがありますが、オペレーションはたいていゆっくり目。それがまた沖縄っぽくていいですね。
でも、早くして欲しいせっかちな人は、この店は避けたほうがいいかも知れません。
メニューはなんとローカル食堂には珍しく、4ヶ国語で書かれています。今はコロナで外国人客は少なめですが、かつては外国人客でごった返していたのだとか。
ポイント2：「花笠食堂」のメニューはひとつに決められないほど多い！
単品から定食、ワンプレートと「花笠食堂」のメニューは実に多岐にわたっていますが、人気があるのが「豆腐チャンプルー」定食です。
私も沖縄の島豆腐の美味しさにハマった一人ですが、この「花笠食堂」の豆腐チャンプルーは美味しさがうまく表現できないほど美味しいです。他の店よりも多少甘めの味付けが、むしろコクがある豆腐にマッチして美味しい！
それに豆腐チャンプルーと言えど、野菜と豆腐の割合が2対8くらいなのもいいです。
また「ポーク玉子定食」（950円）を頼むとポーク玉子と野菜の乗ったお皿の他に、丼に入ったカレー、沖縄そば、小鉢、沖縄ぜんざいの5品がついて950円。とてつもない量です。
ユニークなことに朝から頼めるメニューとして「オリオン瓶ビールセット」（1,000円）というのがあります。
これは本土ではあまり見掛けないオリオンの瓶ビールに、おかずが数品ついているというもので、AからCまで3種類あります。どれも沖縄料理で刺し身やもずく酢などのさっぱり系やポーク玉子、フライ、三枚肉、ラフテーなどのこってり系からチョイスします。
ポイント3：「花笠食堂」の無料のアイスティーが食べ物以上に有名！
「花笠食堂」では、席につくとまずお茶の代わりにアイスティーを出してくれますが、こちらは無料です。花笠食堂に限らず、沖縄の食堂ではアイスティーが無料で出るというのは有名ですが、花笠食堂ももちろん例外ではありません。
それもあまりの美味しさに「沖縄明治乳業」とのコラボで、コンビニで販売されてしまうほどの人気なのです。実は食べ物以上に美味しくて有名なのです。
注文をしてからゆっくりのオペレーションを眺めながら、アイスティーを飲んでのんびり待つのが、正しい「花笠食堂」での過ごし方なのかも知れませんね！
