550年前のロマンを求めて?!干潮時は歩いていける離島『エージナ島』

エージナ島

基本情報

店舗名
エージナ島
住所
沖縄県糸満市名城
電話番号
営業時間
定休日
サイトURL

那覇空港から車で約29分。沖縄本島南部、糸満市名城にある無人島です。SUPやカヤック、または干潮時には歩いて渡ることができる離島です。3つの島からなっており、550年前にはなんとここに城(グスク)があったのだとか。ちょっとしたアドベンチャーが体験できる島です。

ポイント1:『エージナ島』のロケーションは?

『エージナ島』があるのは、沖縄本島南西部の糸満市。

糸満市といえば、最近では『サザンビーチ・ホテル』や『琉球ホテル&リゾート名城ビーチ』などの新しいホテルが建ち、ホテルの前にはビーチがあるのは有名ですが、「離島なんてあったっけ?」というのが、おそらく大方の人だと思います。

『エージナ島』は、なんと「北名城ビーチ」からアクセスすることができるのです。

渡し船などはないため、満潮時はSUPかカヤックで、干潮時ならなんと歩いて渡ることができます。

ポイント2:『エージナ島』500年前、琉球王朝時代に城(グスク)があった?

実は3つの島からなる『エージナ島』。一番沖にある島が大きな島で、500年前には城(グスク)があったのではないか?と言われている島です。

沖縄各地には300以上ものグスクがあるとされ、調査、発掘されているのは世界遺産クラスの大きなグスクばかりで、小さなグスクはそのほとんどが未だに知られていないものが多いことからすると、この『エージナ島』にあっても不思議はありません。

現に約550年前の「アギナの城」として「海東諸国記」や「琉球海図」に登場しています。「沖縄南西部の小島」「3つの連なった島」「干潮時には歩いていける」などの記述が『エージナ島』にそっくりなのです。

この島は現在でもハーリーの時などに拝みの対象となっており、地元の人の出入りはけっこうあるそうですが、誰も「グスク」として認識してなかったそう。

「グスクなのではないか?」と興味を持って実際に行った人によると、島の中心に入るのに蛇行した階段状の道があり平場に出ること(居住空間として利用していたか?)

それに坂道に沿って防御性を持つ石積みや御嶽もあることから、明らかに「城(グスク)」として機能していただろうと思われますが、現在のところ推測でしかないので、550年もの間、放置されていたのではないかと考えられています。

これがもしどこかの大学の学術調査でも入れば、すごい大発見になるのでは?

いずれにしても、550年も前にここに城(グスク)があり、琉球王朝時代の人々の生活があったかと思うと、しばし華やかなりし時代に思いがワープしそうになります。

入島の注意点として、干潮時でも干潟にはヤドカリや小さなカニが多く、珊瑚もたくさん落ちているので、マリンシューズが必要なこと。

できれば晴れた日の朝からや、干潮時に訪れること。

ジャングル内はハブもいるかもしれないので、十分気をつけること。

それに何よりも、現在も信仰の対象の島なので、節度ある行動をすることをどうか守って下さいね。

ポイント3:『エージナ島』周辺の見どころ、グルメは?

『エージナ島』は沖縄本島南部、糸満市の南西部にあるビーチです。沖縄本島南部は、ビーチがきれいなのが有名で、たくさんの巨大な岩が海面に突き出し、いかにも沖縄らしい風景を見ることができます。

『エージナ島』は、北名城ビーチからアクセスできますが、日本がアメリカの代理戦争に巻き込まれる可能性も出てきた現代だからこそ、車7分のところにある『ひめゆりの塔』は外せないでしょう。

戦争が「過去のもの」でなくなってきた現代こそ、もう一度訪れて戦争の悲惨さを再認識する必要があります。

また、『エージナ島』のある沖縄南部一帯には古民家食堂や有名カフェなどが軒を連ねており、南部に行ったらぜひ訪れてみてと言われる店も何店か存在します。

沖縄料理古民家食堂の『真壁ちなー』、絶景カフェの『浜辺の茶屋』、今どきカフェですが、テラス席の絶景とプレート料理がおいしい『OOLOO(オールー)』など、名物店は多いです。

ただし行列はある程度覚悟して行かれたほうがいいかも知れません。