『安保の見える丘』で日米安全保障の在り方について考える!

基本情報

店舗名
安保の丘(あんぽの丘)
住所
沖縄県中頭郡嘉手納町屋良
電話番号
営業時間
定休日
サイトURL

日本最大のアメリカ軍基地「嘉手納基地」を一望できる丘

沖縄県嘉手納町にある、アメリカ軍嘉手納基地を一望できる丘は、安保の丘と呼ばれています。嘉手納基地は、総面積は19.52キロ平米で羽田空港の2倍という広大な敷地の中に、3,500メートル超えの滑走路を2本を持つ、アジア圏最大のアメリカ軍基地です。

安保の丘は、何の変哲もないただの土の丘ですが、三脚を持ったカメラマンやミリタリー愛好家、戦闘機の離着陸を見るファミリーなど、多くの人が訪れる場所となっています。

安保の丘で日本の安全保障を考える

そもそも、なぜこの場所が安保の丘という名前で呼ばれるようになったのか。それは、この嘉手納基地のように日本にアメリカ軍の基地が存在する理由は、日本とアメリカが第二次世界大戦後に結んだ日米安全保障条約にあるためです。

日米安全保障条約のために存在するアメリカ軍の基地をこの丘のように一望できる場所が、この丘だけだったからという事から、「安保の見える丘」「安保の丘」と呼ばれるようになったようです。

現在アメリカ軍基地に関しては日本国内で激しい議論を産んでいる議題の一つ。実際にこういった場所に出向いて、まじまじとアメリカ軍基地を眺めることで、安全保障について考えてみるのも良いのかもしれません。

安保の丘から見える嘉手納基地の周辺には住宅も…。

安保の丘から見えるのは、嘉手納基地だけではなく、周辺に住む住民の家なども見ることができます。基地の騒音問題や、基地の移設問題など、沖縄のアメリカ軍基地の歴史を語る上で、地域住民との衝突は避けることができません。

こういった基地の横に建つ住居らしき建物も垣間見えるため、今一度「安保の丘」と呼ばれるようになった所以でもある、日本とアメリカの安全保障の在り方について考えさせられます。安全保障を肌で感じることができる場所は、ここだけなので、ぜひ社会勉強のためにも訪れてみてはいかがでしょうか。

安保の丘には現在は道の駅「かでな」がある!

安保の丘は、ただの丘ですが、向かいには道の駅「かでな」があり、その最上階の展望スペースからも安保の丘同様に嘉手納基地を一望することができます。

また、道の駅「かでな」の3階には、学習展示施設があり、嘉手納基地の歴史や地域と基地がこれまでどのような関わりを持ってきたのか、などを学ぶことができます。

2022年4月1日には道の駅「かでな」が増設、リニューアルオープンしました。増設された新展望台からも嘉手納基地を一望することができるので、ぜひ安保の丘を訪れた帰りなどに寄ってみてはいかがでしょうか。